どんなことにもチャレンジ!
幼児期の学習には、何より「楽しい!」と思えることが大切。
プリズムでは、幼児期から学童期にかけて必要なものは詰め込みによる学習ではなく、 心身の成長発達を助ける働きがけが重要であると考えています。スキャモン(Scammon,Richard Everingham,1883-1952)の発達曲線からわかるとおり、 成長発達が20歳を100%とすると、神経系(脳や神経の発達)は3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までにはほぼ100%の発達を遂げるとされています。
この曲線を見て、あぁ、たいへん!早くお勉強しなきゃ!と思うのは間違いです。
早期教育を否定するわけではありませんが、
幼児期から学童期までに大切なのは、さまざまなことを経験し、達成感を味わい、課題をクリアした喜びを感じ取ることで、
小さなハードルから大きな壁まで 乗り越えられる力を養うことが大切であり、
なんでも吸収できる脳に育てることが大切だと考えています。
習慣化が重要ポイント
小さな課題を数多くクリアする。いわゆるスモールステップ方式により、少しずつでも毎日活動するのがポイントです。
間違いやすいのは、こういった教室、勉強だけでなくサッカーや野球教室などもそうですが、
「週1回いってるから大丈夫」と 思いがちになりやすいことです。
毎日リフティングをしたり、素振りをしたりと、基礎の練習があってこそ応用がきくのです。
習慣とは、食べることなどとは違い、 毎日歯を磨く事や、お風呂に入ることなどと同じように、
毎日机に向かう習慣、ピアノの練習をする習慣、「毎日やるのが当り前」のように 習慣化する事が大切だと考えています。
それには睡眠をとる時間、朝食を食べることなども関わってきますので
毎日の生活リズムを整えることを ご家庭でも協力していただく事が必要です。
習慣化向けた4つの提言
プリズムでは、学習の習慣化に向けた提言をいたします。
生活リズムの中に学習時間を作ることが大切
小学校だけではなく、毎日の学習には習慣化が大切です。
以下の表は小学校で考える、自宅学習時間のめやすです。
このような時間配分になるよう宿題などが出されています。
小学生の家庭学習のめやす
小学生1日平均 | |
低学年 | 30分 |
中学年 | 1時間~1時間半 |
高学年 | 1時間半~2時間 |
この事を念頭に、家庭での生活リズムを作っていきましょう。
朝食をしっかりとる習慣を
最近では親の都合であったり、子どもの起床時間によって朝食をとらない生徒が増えています。
平成15年度教育課程実施状況調査(文部科学省)の結果では
「基本的な生活習慣が身についている児童生徒は得点の高い傾向にある。」と発表されています。
もちろんペーパーテストの為だけでなく、子どもの成長の為にも朝食は大切です。
主食とおかずを食べる朝食、その為に考えた起床時間の設定が 「朝食をとる習慣」へとつながります。
適切な睡眠をとる習慣
先にも述べた「朝食をとる習慣」を確立するためにも、適切な就寝時間の設定が大切です。
小学生の睡眠・就寝時間のめやす
小学生の睡眠時間 | 8時間~9時間 |
小学生の就寝時刻 | 午後9時~10時 |
小学生の起床時刻 | 午前6時~7時 |
仕事などで、なかなか設定しにくい方もいらっしゃると思いますが、上記の表を参考にして毎日のリズムを作ることが大切です。
テレビやゲーム、パソコンは時間やルールを決めて
どうしても楽しいテレビ、ゲーム、パソコンなどを使用する時間が長くなるほど、
- 就寝時刻が遅くなる
- 他者と喜びを分かり合える者の割合が少ない
- 疲れやすい者の割合が多い
ということが、文部科学省の調査によって示されています。まだ子どもの発達に与える直接的な影響を示唆する内容はありませんが、 節度なく使わせるということは問題です。
小・中学生のメディア使用時間めやす
1日・1時間から2時間以内
各家庭での使用時間の設定や、見るテレビを決めるなど、約束事を守ることが生活リズムをつくるコツです。